2016年5月21日(土)
いつまでもそばに
みなさま初めまして、小関です。
実はウッドデポの隠れスタッフとして二年程前からお仕事しておりましたが、とうとう公の場に登場する運びとなってしまいました。不慣れな文章で綴らせて頂く為、読みづらい箇所等あるかと思いますが、温かい目でおつきあい頂けましたら幸いです。
さて、今回初めてのコラムで取り上げるテーマは私の好きな【英国文化】についてです。
不思議と私の身の回りにはイギリス製のモノが大小数多くありまして。
大きなものはバイクから小さいものはお財布までと多岐にわたって生活に入り込んでおります。
デザインの好みがしっくりきた部分もあるかと思いますが、
イギリス製のモノの魅力は使い込む事が前提となっている所ではないでしょうか。
ロイヤルワラント(イギリス王室御用達)の称号を獲得している
【ETTINGER / エッティンガー】の二つ折り財布
【おろしたて(新品)が一番格好悪い】まさに英国文化の象徴とも言うべき言葉です!
彼らは気に入ったものはとことん使い込んでボロボロになっても修理して、ツギハギだらけのものを喜んで使っています。
そしてそこに価値を見出してます。
イギリスのロイヤルファミリーであってもそれは同じで、チャールズ皇太子氏も足下は使い込んでリペアの跡が見られる革靴を履かれているそうです。
また、雑誌の記事で【縁あって今私の手元にきたモノ達はいずれ手にする次のオーナーの元に行く時まで私が番をしているのだ、だから大切に扱って繋がなければならない】といったイギリスの方の話を読んだ時は非常に感銘を受けました。
過去にクラフトマン中川がまとめたイギリスの住宅事情に関しても同様の事が言え、今の日本における住宅事情との大きな差を感じずにはいられません。
コラムバックナンバー:
インパクトがあるおもしろい本
身分や貧富の差など関係なく、イギリスには【時を経たものは美しく価値がある】といった素敵な考え方が浸透してます。
大量生産・大量消費、そしてファストファッションなどのブームからも今の日本では少し考え憎いかもしれませんが、もったいないの精神でモノを大切に扱う文化は日本にも昔からありました。
ウッドデポでも自然素材である木製ドアの販売を通じて、使い込む程に価値が上がる文化を広げていければと考えております。
一度は倒産に追い込まれながらも、復活を果たした
イギリスのバイクメーカー【Triumph / トライアンフ】
小関はまず、手始めに愛車の洗車からはじめてみようかと思います。
それでは、次回のコラムまでごきげんよう。