こんにちは、木製ドアコンシェルジュの北村です。
先日のブログ「簡単アルミドアから木製ドアへ!工務店様が難色を示された時の解決案」の続編でございます。
施錠金物等をどの様に収めるか参考にしていただければ幸いです。既存のアルミ枠についている「ストライクプレート(受け金具の穴)」をそのまま流用して、新設する木製ドアにシングルシリンダー(鍵)を取り付けることが可能か探りましょう。
今回は、「ストライク穴」と「シリンダー」の正確な位置関係の計算方法を、分かりやすく解説します。
実践編:枠側の既存ストライクプレートを流用するための3ステップ
既存の既存ストライクプレートを活かしてスムーズに施錠できるようにするためには、事前のサイズ確認と計算をします。順番にポイントを見ていきましょう。
1. 基準となる既存枠の「ストライク穴」を測定する
まずは、すべての基準となる既存枠側のストライク(鍵の受け穴)を測定します。

(既存枠のストライク穴のサイズを測り、縦横の基準芯を定めます)
なぜ確認するのか: このストライク穴の中心(X軸)を把握することから始めます。写真の事例では、ストライクの穴サイズは高35mm×横21mmとなっています。
2. 新設する木製ドアの「デッドボルト」サイズを確認する
次に、新しく取り付ける木製ドア側のシングルシリンダーのデッドボルト(鍵をかけた時に飛び出すラッチ部分)のサイズを確認します。

(新設するシングルシリンダーのデッドボルトのサイズを確認します)
なぜ確認するのか: ドアを閉めて鍵をかけた際、このデッドボルトが既存のストライク穴に干渉せず、スムーズに収まるかを検証するためです。
今回のシングルシリンダーのデッドボルトサイズは高19mm×横16mm。既存の穴(高35mm×横21mm)よりも一回り小さいため、計算上、既存のストライクプレートをそのまま流用しても問題なく鍵がかかることが分かります。
3. ドア下からのシリンダー取付位置を計算する
最後に、木製ドアのどの高さにシリンダー(鍵)の穴を開ければぴったり合うのかを計算します。

(枠とドア下の隙間から、正確な加工位置を導き出します)
なぜ確認するのか: ドアを取り付けた後に、ストライク穴にシングルシリンダーのデットボルトを合わせにいくためです。
計算方法は非常にシンプルです。
枠の底面からストライク穴の芯まで:610mm
枠とドア下の隙間:10mm
したがって、新しく製作する木製ドアの下端からちょうど600mm上がった位置にシングルシリンダーの芯を合わせて加工すれば、計算上、既存の穴に収まります。
(※Y軸の出入りは事前予測がつけにくい部分の為、工務店案件にて現場のご判断調整をお願いします。場合によっては追加工が必要な場合がございます。)
アドバイス:工務店様にお伝えしたいこと
木製ドアへの交換リフォームを地元の工務店様に相談した際、アルミ枠への施工実績が少ないと「枠ごと全交換しないと難しいですね……」と難色を示されてしまうケースが、ございます。
そんなときは、ぜひこのブログの計算方法と写真をそのまま工務店様に見せてあげてください。
「既存のストライク穴がこのサイズで、ドア下から600mmの位置にシリンダーを合わせれば流用できますよね?」と提示することで、工務店様も「なるほど、これなら工事ができそうですね。」と納得し、不安が「工事可能」という確信に変わるはずです。
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