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2025/08/19
省エネ基準で劣るとされる?木製玄関ドアの本当の価値。
2025年4月に建築物のエネルギー消費性能を確保するために定められた基準の法律だそうです。
しかし新築住宅や新店舗改装にとって、『玄関ドアは“顔”』とも言える存在。
初めて誰かに出会うとき、第一印象が「雰囲気」によって決まるように、建物もまた、玄関のたたずまいがドアで印象を左右します。
だからこそ、何を選ぶかは「性能」だけで決めていいのか?
そんな問いかけから、木製ドアの真価が見えてきます。
木製ドアは、数値を超える“印象”をつくる。
たしかに、省エネ基準の数値で言えば、断熱材入りのアルミ製玄関ドアやさまざまな先端のドア等が「高性能」かもしれません。
古来より、人々は木と共に暮らしを守って参りました。 現代において、その数値ひとつで“性能が低い”と位置付ける。 本当にそれで、いいんでしょうか?
顔立ちだけでなく、表情・肌ざわり・佇まいまで含めて“その人らしさ”があるように、木製ドアにも、その表情から宿る暖かさそして断熱性があるのです。
断熱性は、ドア単体の数字だけでは測れない。
たとえば、木製ドアが「省エネ基準的に劣る」とされる場合でも
壁の構造や壁の断熱内容等での断熱性能を調整したり
玄関まわりを設計で工夫したり
空間全体の断熱設計で、性能を十分にカバーできるのが現実です。
つまり、建物づくりは「パーツの性能比べ」ではなく、調和とデザインの問題。
“画一的な扉”よりも、“デザイン、趣、質感のある扉”の方が印象に残る――
それと同じように、数字だけでなく「空間との調和」で選ばれるのが、木製ドアなのです。
木製玄関ドアが住宅や店舗の「顔」になる理由。
一枚ごとに違う、木の表情は、建物に“唯一無二”を与える。
時を重ねるほどに増す味わいは、暮らしとともに成熟する。
自然素材の安心感と豊かさは、訪れる人に癒し与える。
アルミ製玄関ドアやさまざまな先端のドア等では生まれない、“その建物だけの顔”をつくる力が、木製ドアの魅力であり価値ではないでしょうか。
最後に
性能数値がすべてじゃない。
それは、人の第一印象が「顔の造形」ではなく、「雰囲気」や「表情」によって影響するのと同じです。
木製玄関ドアは、建物の“顔”としての印象を豊かにし、その場所に深みとぬくもりを添える存在。
あなたの建物の玄関を、機能だけで終わらせるのは慎重に。
数字を超えた体験を届けるのが、木製玄関ドアなのです。