2015年2月21日(土)
リフォームとリノベーション、どう違う?
最近、よく聞くようになった「リノベーション」という言葉。
「リノベ」と略されることも多く、
マイホームを計画する世代の方々には、
すでに定着しつつあるようです。
では、「リフォーム」と「リノベーション」の違いってなんでしょうか。
どちらもマンションや戸建住宅を改修した住まいのことですが…。
リフォームというのは、
どちらかというと小規模な改装工事を指します。
お風呂やキッチンが古くなったから取り替える、
壁紙が変色してめくれてきたから新しいものに貼り替える、
古くなったところを新築当初の状態に戻す、
つまりは「改修する」という意味合いが強いです。
いっぽうリノベーションは、
リフォームよりもより大掛かりな工事を指します。
どちらかというと「改修する」より「造り変える」です。
たとえばマンションなら、
空間を一旦スケルトン状態に戻し、間取りを一新してしまう。
そのため水回りの位置を変更することもあります。
戸建住宅なら、
2階の床を抜いて吹き抜けの明るいリビングを作ったり…。
外観も大胆にイメージチェンジされていたり…。
ただ改修するだけでなく、
新築当時にはなかった性能を与えて、
古い建物に「新しい価値を作り出すこと」をいいます。
また、住宅以外にも、
老朽化した建物を用途を替えて再生すること(コンバージョン)
もリノベーションに含まれるようです。
京都には多く見られる、
歴史的建造物を、趣きある雰囲気を生かして
商業施設として再生する例がそれですね。
夢のマイホーム、といったら新築。
そんな考え方が何十年も続いてきた日本。
でも今はこのとおり、少子高齢化。
現在、日本の住宅の7.5軒に1軒は空き家なんだそうです。
新築でも、リフォームでも、リノベーションでも、
長く住み継いでいける住宅が増えていくことは、
日本のこれからのためにも大切なことなんですね。
古い建物をリノベーションして、
じぶんらしい、豊かな住まいを実現したい!
そんなお家づくりは、
確実に盛んになってきているようです。
ウッドデポでも、
リノベーションのお客様からの、
木製ドアや木製内装材のご注文が増えてきました。
ウッドデポの建材が、
リノベーションの定義でいうところの、
「新しい価値」のひとつとなっているのならとてもうれしいことです。
この施工例をもっと見る:施工例ギャラリーno.15 T様邸
こちらのお宅は、築40年の戸建住宅をリノベーション。
既存建物の梁をあえて見せた素敵なリビングルームです。
こんな風に、古さと新しさが融合した面白さが、
リノベーション住宅には多く見られます。
着工してはじめてみつかる建物の魅力(もちろん問題点も…)
があったりする、そんなライブ感も、
リノベーションする醍醐味かもしれませんね。
以上、今日はリノベーションについてのお話でした。