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2025/10/31
SHOP - 58 | 古民家カフェをかたちにするご夫婦の挑戦『優しい焼き菓子とコーヒーのお店』
先日、WOOD DEPOTの木製玄関ドアを使ってくださっているカフェに、オープンのお祝いでおじゃましてきました。
古民家を見事にリノベーションされた、焼き菓子とコーヒーのお店。入口で迎えてくれたのは、見慣れた…けれど、お店の雰囲気に溶け込んだあのドア。「うわぁ、うちの木製ドアがこんな素敵な場所に…!」と、しみじみ感動してしまいました。
【扉のある路地裏カフェ】滋賀・COFFEE
パリ仕込みの焼き菓子と珈琲の香りに包まれる、
WOOD DEPOTの木製ドアが彩る路地裏の空間。
「お客さんに、よく褒められるんですよ」
オーナー様よりご自慢いただけることが、なんだか自分のことのように嬉しかったです。この木製ドアが、ちゃんと空間の一部になって、お店の魅力を引き立てている。こういう瞬間が心の底から感動する瞬間でございます。

パリとタイ、2つの街がこのカフェのルーツ
お菓子を担当されているのは、奥さま。学生の頃からの「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を叶えるため、思い切ってフランスへ。なんと、当時のワーキングホリデー制度で、カナダやオーストラリアに比べると狭き門で数百人のなかに選ばれ、渡仏されたというから驚きです。それから長年に渡りパリのパティスリーで本場の味と技を学ばれたそう。
また、タイでも滞在された経験がおありで、古い建物をオシャレにリノベーションして活用しているカフェに影響を受けられました。
その後、帰国後に経験を活かしてこのお店をオープン。
そして、お店の内装を形にしたのは、ご主人。元エンジニアで培われた発想とDIYの経験を活かして、お店を施工業者様と共に施工をこなすスーパー旦那さんです。
「雰囲気」へのこだわりがすごい!
天井は、貼ってあった材料を全部はがして、露出に。壁はビニールクロスじゃなくて、漆喰(しっくい)。光の当たり方で表情が変わるのが最高に素敵。
さらに、黒で統一された露出配線や、真鍮の小さな店舗プレート、レトロなトグルスイッチまで…どこを見ても「いいなあ…」と、つい口に出るディテールばかりでした。
お菓子もコーヒーも、絶品の一言
焼き菓子には、職人が腕によりをかけ愛情を注ぎ込んだ、チョコチャンククッキー、バターサブレ、タルト、レモンケーキなどなど種類も豊富。コーヒーはブラジルやミャンマーなど数種類から選べて、豆の販売もされています。
仕込みに時間をかけたいという思いから、営業日は火・水・土の週3日。「ていねいに作って、ていねいに届けたい」——そんな姿勢が伝わってきます。

扉のその先で、夢がかたちに
今回の訪問で改めて思ったのは、木製ドアって単なる建具じゃないということ。
あのドアの先に、お菓子とコーヒーと、ご夫婦の想いが詰まった空間が広がっていて、その世界観の入口をWOOD DEPOTがちょっとでも担えているのなら、こんな幸せはありません。
これからも、扉の向こうにあるストーリーを大切に、いい木製ドアを届けていきたいと思います。

焼き菓子と自家焙煎コーヒー豆の小さなお店「 coffee kurota 」滋賀県大津市馬場1-13-2 営業日:火水土
Instagram → https://www.instagram.com/coffee_kurota/





