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2025/08/05
丹精込めた手作りの木製のれん掛け――ゲストハウス喜成

滋賀県・瀬田にある「ゲストハウス喜成」様は、築90年にもなるまさしくヴィンテージな古民家。2024年にリノベーションにてウッドデポの木製玄関ドアを採用していただき、第二弾のご紹介となります。
その建物は宿泊だけでなく、地域とのつながりやものづくりの要素も備えたこの場所は、障がいの有無や年齢を問わず、さまざまな人が関わりながら運営されています。
【唯一無二のゲストハウス】古民家に映える“のれん掛け”
WOOD DEPOTの端材が、ゲストハウス喜成の“のれん掛け”に。
手仕事のあたたかみが宿る空間をぜひ動画でご覧ください。
■ この記事を書こうと思ったきっかけ
今回、私がこのブログ記事を作成しようと思ったのは、ある木材がきっかけでした。
以前、ウッドデポからお渡しした端材を、施設のスタッフ様が丁寧に加工し、見事なのれん掛けを製作されました。
早速、そののれん掛けを見にご訪問した際、空間全体の温かさや工夫、スタッフや利用者のみなさんの関わり方に深く心を動かされました。
それが、この記事を書くきっかけとなりました。
■ 車いすスタッフ様がつくった“誰にとっても過ごしやすい宿”
このゲストハウスを運営されているのは、車いすで生活されているスタッフ様ご本人。
ご自身が全国を旅される中で得た経験や気づきが、施設づくりにそのまま活かされています。
バリアフリーに配慮された室内は、障がいのある方だけでなく、高齢の方や小さなお子様連れの方、外国からの旅行の方にもやさしい設計。
宿泊中安心してくつろげる環境が整えられています。
■ 地域の中で開かれた場所
この場所は宿泊施設でありながら、地域住民とのつながりも深く、ご近所の方がふらりと訪れる姿も見られます。
用途も自由度が高く、交流スペース、ワークショップなど多目的に活用されています。
「使い方は訪れた人しだい」。そう語られる空間には、日々異なる風景が生まれています。
■ 手づくりとデジタルの空間表現
施設内の装飾やサイン、木箱やゴミ箱にいたるまで、スタッフや利用者のDIYで作られたものが数多く使用されています。
スタッフ様ご自身で染め上げた藍染めののれん、表札のレーザー刻印など、伝統的な手法や最新技術を取り入れた物づくりが特徴です。
■ 観光にも便利な立地
ゲストハウス喜成のある「瀬田」は、滋賀県内でも歴史と自然に恵まれたエリアです。
近隣には以下のような観光スポットがあります。
近江国一之宮「建部大社」
日本三名橋の一つ「瀬田の唐橋」
近江八景の一つ「瀬田川の夕景」
ゆったりとした旅を楽しみたい方にとって、落ち着いた拠点となります。
端材から丹精込め製作されたのれん掛けからはじまったご縁が、ブログでのご紹介となりました。
「好きなことを仕事に」「できることを活かして関わる」 この施設では、スタッフ様が個々で、それぞれの得意分野を活かして生き生きと活動されています。
その素敵心意気に脱帽です。この度は本当にありがとうございました。
「ゲストハウス喜成」様、情報はInstagram→https://www.instagram.com/guesthouse_kinari/