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2025/06/25
SHOP - 52 | 金物屋の新たな挑戦『クラフトマンの“普段着”という提案』

「ただの作業着屋じゃないんです。夢を着る場所なんです」
そう語ってくださったのは、滋賀県に7月11日にグランドオープンする「Lykke + work(リュッケ+ワーク)」様。プレオープン中の空間に足を踏み入れた瞬間、まるで秘密基地のようなわくわくと、クラフトマンシップが感じられる空気に包まれました。
“ただの作業着屋”じゃない!
世界観で魅せるライフスタイルショップ
「Lykke + work」|滋賀・彦根
「作業着=機能服」の時代を越えて
ひこねの金物や 株式会社ニシダの社長様は、数々の金物や道具や建築資材そして職人様とともに生きてきた方。そして今、その延長線上で「作業着」を再定義する挑戦をされています。
「現場で働く人が、“自分らしく”いられる服があってもいいじゃないですか」
確かにこれまで、作業服といえば機能重視で“味気ない”ものが多かった。しかしここ「Lykke + work」では、街に出られる、プライベートにも着ていける、例えば趣味、キャンプ等々にも似合う。「仕事と暮らしが地続きである職人様のための、普段着としての作業着」が並びます。
そこの空間には仕掛けが、幾重のクラフトマンが腕によりをかけた作品の数々。見事な赤レンガやコンクリート壁はモルタル造形、そして出迎えてくれたWOOD DEPOTの木製ドアはそのお店“顔”として存在感を放ってくれておりました。中に入るとモルタル造形のカウンター、ヤレ感たっぷりの足場板、真鍮のスイッチプレートやブラケット類。こうした空間の細部まで「素材の力」が息づいて空間に命を吹き込んでいました。
環境に配慮した壁材
この店舗で使用されている塗り壁材の一部は、「ジーンズの廃材」といった廃棄素材を活用した“エシカル建材”。見た目の美しさはもちろん、「この壁には実は、エドウィンの廃棄ジーンズが使われてるんです」と語ると、お客様に遊び心を感じてもらう工夫。
クラフトマンのライフスタイルにスイッチが入る
現場に向かう前に袖を通す、お気に入りの“普段着”。その瞬間、ふっと気持ちが切り替わる——。
そんな暮らしの情景が目に浮かぶような「Lykke + work」の取り組み。職人が誇りを持って立てる現場服。そのすべてが「自分らしく、働く」ことを後押ししています。
7月11日、いよいよグランドオープン。
地域の職人様にとって、そしてこれから何かを始めたい人にとって、この場所が新しい“始まりの場”になると信じています。