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2026/09/15
更新日:2026/09/15
鉄と米松と私
木を触らない日
木製ドア専門店のWOOD-DEPOTではありますが、木を全く加工しない日もたまにあります。
アイアン格子、ハンドバーやキックプレート。そう、WOOD-DEPOTオリジナルの鉄製品のみを作る日です。
世の中の常と言いますか波と言いますか……何故か注文が重なるんですよね。

鉄筋を切って曲げる。鉄板に穴をあける。溶接をして溶接カスを叩いて落とす。磨いて塗装をする。
板金屋さんほど難しいことはしませんが、板金屋です。
鉄を切る激しい音、溶接の青白い光、カンカン響く鉄を叩く音。通りがかった人が看板と作業の違いを見て「なんで?」と、なる。やっている本人も初めは不思議な感覚がありました。
ペットドアが重なる謎
注文が重なると言えば、一番不思議なのがペットドアの注文が重なることです。
アイアン格子を付けたドアは種類が有るので、重なるのは不思議ではないのですが、何故、ペットドアの注文が重なるのかは謎です。一個注文が入れば、とりあえず、二個作ります。バックアップの意味合いも有るような無いような……
実は、ペットドアは作るのが結構難しかったりします。物が小さい分、誤差が顕著に表れてしまうのです。

周りのフレームや真ん中の板を寸法通りに加工をしてビスで組み込む。やることはそれだけなのですが、なかなか思い通りになりません。
板とフレームをつなぐ軸と受けの穴の大きさのバランス、フレーム同士の受け穴の位置関係によって板がスムーズにスイングするかが分かれます。たとえ加工がきれいに出来ていてもビスを締めるトルクが強いと、板のスイングが渋くなります。
最終的に、板をスイングさせながら緩すぎず渋すぎずなところに調整します。ひたすら板をブラブラさせている光景を見て、「何やってんの?」と、笑われたことがあります。確かに傍から見たら、何か変なことしてる様に見えます。
そして、思うのです。「今日、人間のドアは触らんかったなあ。」と。
この地味な調整が、こんな滑らかさに
板をブラブラさせながら緩すぎず渋すぎずを探る――そんな地味な工程が、実際のお宅ではどうなるか。愛猫がスルッと通り抜けている動画をご覧ください。