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2025/12/02
挽きたてコーヒーの香りが教えてくれる『10年後もそばに置きたい道具』
コーヒーを淹れるときの、最初のふくらみ――
あの湯気と香りが立ち上がる瞬間が、どうしようもなく好きです。
イベントの販促品として、手作りしたコーヒースタンド。
最新の器具でもない、素朴な代物。
けれど、この道具と向き合っている時間がいちばん落ち着く気がします。
お湯をゆっくり注ぐたびに思うのは、
「好きなものって、気づけばいつもそばにある」ということ。
華やかでもないけれど、
毎日の小さな習慣の中で“なくてはならない存在”になっていく。
今日淹れた一杯も、10年後の一杯も、
きっと同じように湯気が立ち、香りが広がっているんだろうなと思うと、少しうれしくなる道具です。
