2015年4月9日(木)
ザ・ハウス・ブック 70年代イギリスの暮しから学ぶインテリア
春がやってきました。
アトリエ前のチューリップが咲き、
ウッドデポの看板娘ちゃん、はりきって水やりです。
真っ赤なチューリップがかわいすぎて、
ウェブサイトのトップページにもさりげなく登場させてみましたので、
ぜひ見付けてみて下さいね。
さて先週末のことですが、
桜が満開でテンションが上がったのもつかの間、
雨でお花見も叶わず…
お家でのんびりすごしていました。
時間を持て余して久しぶりに開いてみた本を、
今日は紹介してみたいと思います。
「THE HOUSE BOOK」
ザ・ハウス・ブック。学生時代に買ったインテリア書で、
著者はイギリスの有名なインテリアデザイナー、テレンス・コンラン。
日本でも、インテリアショップ「ザ・コンランショップ」で有名です。
古い本ですので、購入した当時すでに絶版で、探して探して手に入れました。
出版年は1974年ですので、内容はなんともレトロ…。
紹介されている写真が全て実例写真のため、
住み手のアイデアが満載の、生きたインテリア写真。
70年代イギリスの、暮らしの手触りが伝わってくる楽しさがあります。
ちょっと中身を紹介してみましょう。
この玄関ドアと似ていませんか?→:(木製玄関ドア) レイマンド・クリアガラス
あ、このドア。ウッドデポの玄関ドア、レイマンドに似てます。
「これといった特徴のないファサードも、色彩を上手に使うと芸術作品になります。」
というすてきな言葉が添えられています。
古い梁と漆喰の壁。長い年月住み継がれた家なのでしょう。差し色のオレンジのペンダントライトがかわいい。
姉妹の子ども部屋。淡いパープルとサーモンピンクの、甘すぎない色遣いは今見てもおしゃれ。
壁色の境目の見切りを兼ねた飾り棚に注目です。
穴あきコンクリートブロックの間仕切壁。武骨なインダストリアル系インテリアで使えそうなアイデア。
窓枠に大胆に渡した植物用の棚。真似してみたい…。でも窓がとっても開け辛そうですが?
「窓を掃除するときに棚はとりはずさなくてはいけませんが、
植物を育てる楽しみがそんな面倒を帳消しにしてくれますよね」
なんて書いてあります。おおらか(笑)
こんなふうに、たまにつっこみ所があったりもしますが、
大掛かりなことをせずに真似できそうな、
ちょっとしたアイデアがいっぱいで、
久しぶりに時間を忘れて見入ってしまいました。
決まったスタイルにとらわれず、
お部屋づくりを思い思いに楽しんでいる写真の数々に、
元気をもらえる、ずっと大切にしたい本です。