2015年2月2日(月)
ドア枠をひと工夫、ケーシングのお話
今日は、「ケーシング」についてのお話です。
まず、下の木製ドアの画像をごらんください。
お家にドアを取り付けるためには、「ドア本体」だけではなく、「ドア枠」が必要です。
この「ドア枠」、実はいくつかの部材から成り立っていて、少々複雑です。
下の画像をごらんください。ドア枠の水平断面です。
●ドア枠
●戸当り…ドアを閉じたときに、ドア枠に扉を止めるための細い木材
●ケーシング…ドア枠と壁の境目をカバーするために取り付ける、L字型の部材
組み合わせて取り付けられる、この3種類の部材を総称して、「ドア枠」と呼んでいます。
※ケーシングを使わないドア枠(=固定枠といいます)もありますが、
ウッドデポではケーシング付きのドア枠を採用しています。
様々な壁厚に対応できるという利点がある他、ドアまわりが2重に縁どられるので、
繊細で重厚感のある仕上りになるのが魅力。
ドアまわりの他にも、
インテリアのいろいろな場所を縁取って飾るための部材を総称して
「ケーシング」、または「額縁」といいます。
ウッドデポのケーシングにも、様々なデザインがあります。
ドア枠や窓枠にぐるりと囲むように取り付けると、
お部屋のグレード感がぐっと上がります。
雑誌などで海外のインテリアをご覧になるときに、
ぜひドアまわり、窓まわりに注目してみてください。
ケーシングの様々なバリエーションが見られると思いますよ。
それでは、ウッドデポのケーシングの
施工例画像をご紹介してみましょう。
各ドア・窓まわりに、幅広(43mm)のケーシングを使用していますので、
建物のスケール感と調和がとれて、素敵ですね。ホワイトの塗装を施し、フレンチナチュラルな雰囲気です。
こちらは、装飾的な形状のケーシングを使用。角の部分を45度のカットで突き合わせて納めています。
絵画の額縁のように格調高い雰囲気。アンティークな家具との相性もバッチリですね。クラウン(天井廻り縁)ともコーディネートされています。
こういったデティールにこだわる場合
施工業者様のご理解も必要になりそうなのですが…
ケーシングやクラウン(廻り縁)などの木製装飾材は、
一見目立たないながらも、
洋書スタイルのインテリアを本格的に演出するための
スパイスになると思います。
このたび、
ご紹介しましたケーシングを含む、
「木製内装材」の一覧ページをリニューアルしました。
すべての木製内装材を一覧で見られるようになり、
探しやすくなりました。
DIYにも気軽に取り入れられるアイテムです。
ぜひ、ごらんくださいね。