2015年3月28日(土)
木製ドアを水性ペンキでDIY(後編)
ここで少し水性ペンキのお話
ご家族や小さなお子様が住む家だからこそ、、、
安心できることが前提ですね。
揮発性有機溶剤を全く含まない、V.O.C.ゼロ
水性アクリル100%の塗料
気になる臭いもありません。
この塗料を見る: (内装用)水性ペイント ・ チタニウムグレー
ですので快適な空間作りが楽しめます。
それでは、小分け用の容器に塗料を入れて塗装開始。

【 塗装する際のご注意事項 】
今回の塗装下地ベースは予め自然塗料(オスモ・室内用ウッドワックス)仕上げ済で、その上からの塗装となります。
通常塗装の場合、木製ドアは無塗装です。
水性ペイントで塗装する前にアク止めをし、より美しく仕上げるために下地用塗料での塗装をお勧めいたします。
木材アク止め塗料を見る: (水性ペイント用) ステインロック
一回塗り
注)一回塗りの時点では塗膜が薄く、木目などが透過して、色ムラができますので二回塗りをします。
写真左上
細くて塗りにくい部分から順番に塗っていきます。
(1)下部のパネルの縁
(2)ガラスの押え縁
(3)両サイドの側面
それから塗装面積が大きい部分を順番に塗っていきます。

表面、裏面と同じ要領で塗装し、一回塗りが完了
二回塗りはある程度乾燥してから行います。
季節が3月でしたのでやや乾くのに時間がかかりますが
3~4時間ぐらいである程度乾燥しました。

塗装面の両側に凸凹したムラが出ております。
凸凹ムラを整える方法を次の写真でご説明いたします。

≪写真左上≫
180番ぐらいの紙やすりで
塗装ムラ凸部分が平らになるように軽く削ります。
削りすぎると塗装が剥がれますので注意します。
≪写真右上≫
二回塗りを開始
一回塗りの要領でとそうします。
今回、意識した塗装仕上がりは
『下手上手(ヘタウマ)仕上』
勝手に命名しておりますが、、、
分かりやすくご説明いたしますと
他にもローラーで綺麗に塗る塗装方法があるのですが
あえて全部筆塗りをいたしました。
人の手でコツコツ筆で塗ると全ての部分に趣のある表情が出てきます。
急いで塗った部分、、、
丁寧に塗った部分、、、
厚塗り、、、
薄塗り、、、
筆跡、、、
手塗りの特長が表れて味ある仕上がりになり
ますます愛着がわく、おしゃれな木製ドアに変身てい行きますね。
普通は綺麗に仕上げなければ、、、
失敗したらどうしよう、、、
などと神経質に考えがちですが
そうではなく、おおらかな感覚で楽しみながら塗装すると
失敗という感覚がなくなりますね。
≪写真左下≫
二回塗りが完了したら、塗料が乾かないうちに養生テープを剥がします。
≪写真右下≫
続いてマスキングテープも剥がします。
塗料がまた乾いてなければ
マスキングしきれなかった部分に
はみ出した塗料を、拭き取れてガラスを簡単に綺麗することができます。

養生も綺麗に剥がして木製ドアの塗装が完了しました。
仕上塗装後4時間(気温22°、湿度50%)が乾燥時間の目安です。
念のため約一日置いておくことにします。

さて、次の日塗料が乾きました。
≪写真左上、右上≫
引き戸用ノブを取り付けます。
≪写真左下、右下≫
木製ドアに上吊り金物を取り付け吊り込みます。(前編の外し方参照)

木製ドア取付完了
完成しました。
おしゃれで何処となくノスタルジックな雰囲気
イメージ通り
パリのオシャレなお店についてそうな、、、
手塗りでざっくりと塗り重ねた木製ドア。
甘すぎず
大人かわいい感じ、、、
になりました。
どんどん愛着がわいてくる木製ドア達
これからもコツコツと
ウッドデポの小さなショールームを
少しずつ変身させていきますのでお楽しみに。