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2025/07/03
心が洗われる、森と渓流の休日

毛針を巻いて、渓流へフライフィッシングに出掛ける。
細かい作業で、これも奥が深い“ものづくり”の世界。
「釣れたら最高やな〜」って、想像をふくらますのもまた楽しい。
週末の朝、まだ街が目覚めきらない時間に車を走らせ、向かったの秘密の渓流。
舗装された道を外れて、山道を奥へ奥へと進むと、やがて電波も途絶え、
耳に届くのは風の音と鳥のさえずり、そして沢の流れる音だけになります。
澄んだ空気と清らかな水音に包まれて──
ディフェンダー110とともに渓流へ。
フライフィッシングと自然に癒される静かな休日を、画面越しにご体感ください。
木々の間から差し込むやわらかな光が、揺れる葉を照らし、
苔むした岩や濡れた川辺に反射して、まるで森全体が呼吸しているような感覚に包まれます。
慌ただしく思う必要のない、ただ「今ここ」に集中できる時間。
そんな場所で過ごす休日は、何にも代えがたい贅沢です。
フライベストを身につけて、ロッドを片手に森の奥へと足を踏み入れます。
大きな石をよじ登ったり、冷たい沢を渡ったりしながら進むと、
次第に心も体も自然のリズムに馴染んでいくのがわかります。
ポイントを見つけて立ち止まり、ロッドを構える瞬間は、
まるで深い呼吸をするかのような、静かな集中の時間です。
狙うのは、イワナやアマゴといった美しい渓流魚。
彼らが潜む一瞬の気配を感じながら、静かにキャスティングする時間は、
釣果以上に価値のある儀式のようなもの。
出会えれば、それは自然からの小さな贈り物のように思えてくるのです。
今回の釣行でも、いくつかの沢を巡りながら、イワナ達と出会うことができました。
透明な水に浮かぶその姿は、まるで水彩画のように美しく、しばらく見惚れてしまったほど。
釣果は少なくとも、心にはたっぷりの“自然の恵み”が染み込んでいました。
自然の中で過ごすこんな時間は、心と体を整えるための大切な栄養。
忙しない日常に戻っても、この静かな森の記憶がふとした瞬間に心を軽くしてくれる。
だからまた、次の休日にはロッドを携えて、あの緑の中に帰りたくなるなりますね。