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2015/03/25
更新日:2026/06/15
【プロが教える】木製ドアの水性ペイントDIY塗装(前編)|必要な道具とマスキング・取り外しのコツ
CONTENTS|目次
こんにちは、木製ドア専門店のウッドデポです。
お部屋の印象をガラリと変えたいとき、おすすめなのが「木製ドアのペイント塗りDIY」です。
今回は、ウッドデポのショールームにある木製室内ドアを水性ペイントでDIY塗装し、インテリアをフレンチアンティーク調にリフレッシュした様子を前後編でレポートします。
前編となる今回は、塗装の仕上がりを左右する最も重要な「道具選び・ドアの取り外し・養生(マスキング)」などの下準備を、プロの視点でのコツや失敗例を交えて徹底解説します。
DIY塗装のイメージと使用塗料

COMBINATION
今回のテーマは「パリの街角にあるオシャレなお店」のようなドア。手塗りでざっくりと塗り重ねた、甘すぎず大人かわいいアンティークな雰囲気を目標にします。
セレクトしたカラーは、黒に限りなく近い落ち着いたディープブルー(ネイビー)。周囲の壁が白や明るめの雰囲気の場合、こうした濃い色を1箇所に入れることで、空間がグッと引き締まり高級感が生まれます。

COMBINATION
木製ドアのペイントDIYに必要な道具リスト
塗装をスムーズに進めるために、まずは道具を揃えましょう。塗料以外はすべてホームセンターで手軽に調達可能です。
- 水性ペイント(内装用)0.94L:2回塗りの面積目安は約4〜5m²。ドア1枚(両面)にちょうど良いサイズです。
- 小分け容器(バケット):塗料を移してハケに馴染ませるために使用
- マスカー(養生テープ550mm):ガラス面や広範囲の汚れ防止用
- マスキングテープ(15mm・25mm):細かな部分やガラス面のキワ用
- 養生シートまたは布:床に塗料がこぼれるのを防ぐ敷物
- 塗装用ブラシ(ハケ・51mm幅程度):今回はハケ跡の味わいを出すためローラーではなくハケを採用

【失敗防止のコツ】木製ドアの取り外し方
片引き戸や開き戸を「吊ったまま(枠に付いたまま)」塗ろうとするのは、DIYでよくある失敗の原因になります。塗り残しができたり、枠に塗料が垂れて汚くなったりするため、必ずドア本体を取り外して作業しましょう。
引き戸の取り外し手順
- (1)ドアに付いているノブ(引き手)をドライバーで取り外す
- (2)ドア上部にある「埋め込み上吊り金物」の上下レバーを確認する
- (3)レバーを解除し、金物を外して安全にドア本体を抜き出す
※木製ドアは重量があります。取り外しや移動の際は、ドアや周囲の壁を傷つけないよう、二人以上で作業することをおすすめします。


仕上がりを左右する!養生(マスキング)の正しいやり方
「ペイント塗りの仕上がりの8割は養生で決まる」と言われるほど大切な工程です。今回はガラス入りのドアなので、ガラス面に塗料がつかないよう25mmのマスキングテープでキワを攻めます。
養生の手順
- (1)床に養生シートや布を広めに敷く(部屋内での作業は特に念入りに)
- (2)25mmのマスキングテープで、ガラスと木部の際に隙間ができないようぴったりと養生する
- (3)マスキングテープの上からマスカー(ビニール付き養生テープ)を重ねてガラス全面を覆う
- (4)表裏両面ともしっかりと養生する。ビニールがバタつく場合は15mmテープでまとめる
💡 プロのアドバイス
テープを貼る際、ガラスと木部の間に少しでも「浮き」や「隙間」があると、隙間から塗料が毛細管現象でジワジワと侵入してしまいます。テープを貼ったあとは、指の腹や爪・ヘラなどでキワをしっかりしごいて完全に密着させてください。

専門店が教える「アク止め」と下地処理の重要性
通常、新しく購入した「無塗装の木製ドア」に水性ペイントを塗る場合は、本塗装の前に必ず『アク止め(下地用塗料)』を塗ってください。
これを怠ると、木材特有の成分(ヤニ・アク)が水分によって浮き上がり、せっかく塗った白いペイントが黄色く変色したり、ダークカラーでも色ムラの原因になったりします。
今回の特別な塗装条件について
なお、今回のショールームDIYでは無塗装ではなく、すでに「自然塗料(オスモ・室内用ウッドワックス)」で仕上げてある状態の上から、実験を兼ねて直接水性ペイントを塗っています。
※既存のオイル・ワックス仕上げの上から水性ペイントを塗ると、油分が塗料を弾いて剥がれやすくなるリスクがあります。同じ条件で施工される場合は、事前に目立たない場所でテスト塗りをするか、表面を細かくサンディング(やすりがけ)して密着性を高めるなど、ご自身の責任において参考にしてください。

塗料をよくかき混ぜ、いよいよ塗装にとりかかります。
塗り方の手順やヘタウマ仕上げのコツは、続く後編で詳しく解説しています。ぜひ合わせてご覧ください。
よくある質問|木製ドアのDIY塗装について
- Q. 木製ドアに水性ペイントで塗装することはできますか?
- A. はい、可能です。ただし、無塗装のドアに塗る場合は先にアク止め用の下地塗料を塗ることをおすすめします。既に自然塗料などで仕上げられているドアに重ねる場合は、塗料の密着具合が変わることがあるため、事前に目立たない部分でテスト塗りをするか、やすりがけで表面を荒らしてから塗装してください。
- Q. 片引き戸はドアを取り外さないと塗装できませんか?
- A. 取り外して塗装することをおすすめします。ドアを吊ったままでは塗装できない部分が生じます。上吊り式の場合は、埋め込み金物のレバーを操作することで比較的簡単に取り外せますが、ドアは重量があるため二人以上での作業が安全です。
- Q. ガラス付きのドアを塗装するときの養生のポイントは?
- A. 25mmのマスキングテープでガラスと塗装部の際をぴったりと養生することが重要です。隙間やテープの浮きがあると塗料がガラスに付いてしまいます。テープを貼ったあとは指の腹でしっかりしごいて密着させ、その上から養生テープ(ビニール付き)でガラス面全体を覆い、表裏両面をしっかり養生してください。
- Q. アク止め塗料を塗らないとどうなりますか?
- A. 木材内部のヤニやアク成分が水性ペイントと反応して染み出し、白い塗料が黄色く変色したり、ダークカラーでも色ムラやシミの原因になります。また、下地なしでは密着力が低下し、後々塗料が剥がれやすくなります。無塗装の木製ドアへの塗装には必ず下地処理を行ってください。








