2015年2月27日(金)
木製ドアのメンテナンス時期、確認方法
よくいただくご質問の一つに
木製ドアのメンテナンスについて聞かれます。
今回は自然塗料で仕上げた
木製ドアのメンテナンスのタイミングを
何を基準に判断したらよいかをお教えいたします。
さて、まずは簡単、自作道具の作り方をご紹介。
≪写真左上:用意する物≫
・ペットボトル・・・特に指定はございません。一般的なペットボトルに水をいれておきます。
・千枚通し・・・穴をあける道具
・キッチンペーパー・・・床に水がかからないようにしたり
ドアにかかった水を拭き取る時に使います。ウエス等(雑巾等)でも可
≪写真右上、左下≫
千枚通しを使ってペットボトルのキャップに小さな穴を空けます。
≪写真右下≫
適度な水しぶきが出るようにします。
この自作道具は、必ず作る必要はございません。
代用できるものであれば、その他工夫してもいいと思います。
床にはあらかじめ水をかけた時にぬれないように
キッチンペーパーを敷きます。
パラパラと水を軽く
木製室内ドアに向かってかけます。
あまり水をかけ過ぎると床が水浸しなるので注意しましょう。
自然塗料: (内装用)ウッドワックス ・ アンチックパイン
自然塗料の植物性油分が
木製ドア表面に浸透して塗膜ができ
水を弾いて水滴が付きました。
十分な撥水効果をキープしております。
この状態であればメンテナンス塗装する必要はございません。
また室内ドアの場合は風雨や外部のような悪条件にはさらされません。
むしろ、ほとんど塗装メンテナンスする必要はございません。
ですので安心して大切に長くご利用して頂けるのです。
(↑上の写真の木製室内ドアは取付てから5年程経っております。)
木製玄関ドア: ヴィンテージメイド レイマンド クリアガラス
ドアノブ: チェルシー&ハンコック・アンティーク色
今度は木製玄関ドアを確認していきます。
同様にパラパラと水を軽く
木製玄関ドアに向かってかけます。
室内ドアと同様に
水を弾いて浸み込まずに水滴が付きました。
こちらも十分な撥水効果が表れています。
この状態であればメンテナンス塗装する必要はございません。
ただし室内ドアとは違い
玄関ドアは外部と接している為
風雨にさらされたり
直射日光にもさらされます。
その他、各地方の環境や周辺に立地、方角、庇等々の条件
でメンテナンス時期は異なってくると思います。
定期的に確認していくといいですね。
(↑上の写真の木製玄関ドアは取付てから一年未満です。)
さて、メンテナンスをタイミング時期が来ているドアをご覧下さい。
ご覧のように水をかけると
弾くことなく全体にベタっとぬれます。
ほぼ撥水効果がなくなっている状態です。
この状態を長く放置すると劣化を早める原因になりますので
メンテナンス塗装をおすすめいたします。
(↑上の写真の木製玄関ドアは取付てから5年程経っております。)
今回は木製ドアの簡単にできるメンテナンス時期の確認方法でした。
ご自身で判断が出来ますので更に愛着も湧いてくるのではないでしょうか。
また、詳しくは実際にこのドアをメンテナンス塗装して
題して、木製玄関ドのメンテナンス塗装編として
コラムにてお伝えいしたいと考えております。